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いろいろな分娩方法を知っておきましょう

お産は痛くて怖いものというイメージを持っているかもしれません。確かに陣痛は痛みを伴うものではありますが、恐怖心を持つことで、さらに緊張が増し、痛みも増してしまうという悪循環に陥ってしまっては残念です。 人間が痛みを感じるのは、大脳皮質中枢ですが、これは、不安があったり、暗示を受けていたりすると、痛みに対して非常に敏感に反応する性質があります。お産についても、安心した状態で望めば、痛みも必要以上に感じないですみますが、不安が大きくなればなるほど、痛みの度合いがひどくなってしまうのです。 このように、お産の痛みには精神的な不安感や緊張感が少なからず影響するものですから、まずは大まかな分娩の流れを知り、恐怖心や緊張感を少しでも取り除けるように努めましょう。待ち望んだ赤ちゃんと対面 できる感動の瞬間をリラックスして迎えられるようにしたいものですね。

出産予定日が近づくにつれて、「いつ生まれるかな?」と楽しみであると同時に、不安も感じるかも。でも、大丈夫。ここでお産のはじまりについて説明しましょう。 お産は「1.おしるし 2.陣痛 3.破水」がサインとなって始まります。ただし、この3つの順番が入れ替わったり、おしるしは無かったりと、人それぞれです。もし、順序が違って最初に破水したとしても、慌てずに落ち着いて行動してくださいね。

自然分娩
お産にご主人や家族などが立ち会う出産方法です。立ち会う場合は、病院で行なわれている母親学級にいっしょに出席するなどして、妊娠の経過や分娩のプロセス、呼吸法などを学ぶことが多いようです 不安も多い出産時に、信頼でき、甘えられる人がそばにいてくれるのですから、とても心強いですね。一方、立ち合う側(大半はご主人)にとっても、分娩の大変さを目の当たりにすることで、感謝の気持ちを強く感じたり、家族の誕生に立ち会った経験から、その後の育児にも影響が見られると言います。 ただ、立ち会わなかったからといって良い家族になれないわけではありません。決して無理強いするのではなく、自発的な参加が得られるよう、よく話し合って決めましょう


通常分娩
  出産予定日が近づくにつれて、「いつ生まれるかな?」と楽しみであると同時に、不安も感じるかも。でも、大丈夫。ここでお産のはじまりについて説明しましょう。お産は「1.おしるし 2.陣痛 3.破水」がサインとなって始まります。ただし、この3つの順番が入れ替わったり、おしるしは無かったりと、人それぞれです。もし、順序が違って最初に破水したとしても、慌てずに落ち着いて行動してくださいね。


立ち会い出産
  おりものに血が混じったり、少量の出血が見られたり、予定日間近のこうした出血を「おしるし」と言います。お腹のなかで赤ちゃんを包んでいる卵膜という袋が子宮壁からはがれるために起こるもので、多くは陣痛の前日や数日前にあると言われています。ただし、人によっては陣痛直前だったり、陣痛が来てから見られたり、あるいは、おしるし自体が無いなど個人差があります。 おしるしがあったからと言って、すぐに病院に向かう必要はなく、陣痛や破水があってからで大丈夫です。ただし、大量の出血があるときには病院に連絡を入れ、指示に従ってください。


ラマーズ法
  赤ちゃんを押し出そうと、規則的に起こる子宮の収縮を「陣痛」と言います。はじめての出産の場合には陣痛が始まってから出産まで平均して10時間以上の時間がかかります。ただし、陣痛が来てからずっと痛みが続くわけではなく、痛みは最初10~20秒くらい続いたらおさまり、その後、しばらく経ってからまた痛むというように断続的に起こります。そのため、陣痛の途中で食事や睡眠をとることも珍しくありません。陣痛の継続時間は、分娩が進むにつれて徐々に長く、痛みも強くなり、間隔は狭まってきます。はじめての出産の場合には、陣痛の間隔が10分くらいになる頃を目安に連絡を入れて病院に向かうと言われてますが、家から病院までの距離も個々に違いますし、病院の指示もそれぞれでしょう。事前に病院から指示があると思うので、連絡を入れる時や病院へ向かう際は、その指示に従ってください。


ソフロロジー式
  お腹のなかで赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、なかにある羊水が外に流れ出すことを「破水」と言います。多くは陣痛がピークにさしかかって、子宮口が全開になるころに起こりますが、陣痛が来る前に破水することがあり、これを「前期破水」と言います。赤ちゃんが十分に育っている時期に起こる前期破水は心配することはありません。ただし、細菌感染を防ぐために入浴はしないで、病院に連絡を入れ、指示に従ってください。


アクティブバース

陣痛が始まってから子宮口が全開になるまでを分娩Ⅰ期と言います。はじめての出産の場合、子宮口が全開になるまでに10時間程度かかります。 病院に到着後、受付を済ませたら内診を受け、子宮口の開きや赤ちゃんの下がり具合などを確認します。その上で出産に備えて着替えを済ませ、病室や陣痛室のベッドで過ごします。 陣痛がある間も息をつめずに呼吸を続けたほうが痛みは軽減しますし、お産の進みもスムーズです。初めてだと特に難しいとは思いますが、助産師やご主人に先導してもらうなどして、呼吸を止めないようにしましょう。

子宮口が全開になってから赤ちゃん誕生までを分娩Ⅱ期と言います。所要時間は30分~2時間程度と個人差があります。 子宮口が全開になったら分娩室に移動し、いよいよ出産です。陣痛の間隔は短くなり、助産師さんがいきむタイミングを指示してくれるので、その指示に合わせて力を入れます。赤ちゃんの頭が出てきたら、からだの力を抜いて、短い呼吸に切り替えますが、これも助産師さんが指示してくれるので、その声に従ってください。

赤ちゃん誕生後、胎盤が出るまでを分娩Ⅲ期と言います。長い陣痛の末、赤ちゃんを出産し、ママになった喜びをフツフツと感じる時期でもありますね。 後産といって、赤ちゃんに酸素や栄養を送っていた胎盤が出てきます。会陰切開をした場合は医師が縫合をしますが、今は溶ける糸を使うことが多いので抜糸の必要がないケースがほとんどです。その後、産褥用ナプキンをあて、産褥ショーツや腹帯を巻き、分娩台の上で2時間程度、経過をみます。 赤ちゃんはへその緒を切った後、身長や体重を計測、さらに心肺機能が正常に働いているかを確認した上で、ママのもとへやってきます。 分娩室で経過をみて異常がなければ病室へ。母子同室の場合はいっしょに病室へ、別々の場合、赤ちゃんは新生児室のベッドへと運ばれます。