はっけよい、のこったのこった。よいしょ よいしょ よいしょ。さぁ、どちが早く泣くかしら 泣いたら勝ちよ。


 


秋はあちこちの神社から威勢のいいお神輿を担ぐ声が聞こえてくる季節。

ここ、栃木県鹿沼市樅山の生子神社からは、威勢のいい赤ちゃんの泣き声と、さらに嬉々とした大人たちの歓声が聞こえてきます。毎年、9月19日(この日が日曜でない時は以降一番近い日曜日)、秋の例祭に奉納される「泣き相撲」が行なわれているのです。

この日、社前に設けられた土俵上で、行司が赤ちゃんの名を呼び出すと、赤ちゃんを小わきに抱えた力士が登場。軍配の合図で、「よいしょ、よいしょ」のかけ声と共に赤ちゃんをゆすりあげ、先に泣いた方が勝ち。「泣く子は育つ」の縁起を担いだ、全国のに名高い奇祭です。


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