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情報は整理して受け止めましょう

角田医院

角田利一

BeMam vol.4

 最近は核家族化して、相談する人が身近にいないせいか、マスコミ情報から妊娠・出産の知識を得る妊婦さんが多いようです。それはそれで大切なことですが、1から10まで“情報どおりにしなければならぬ”と思ってしまうと、これはもんだいです。

 たとえば、「ラマーズ法はいちばんラクな出産法だ」という説もそのひとつといえるかもしれません。ラマーズ法は、フランスで考案されてアメリカで流行した出産法ですが、出発点は「まるで解剖室のような真っ白のタイル張りの分娩室で、ひとりぼっちで分娩を待たなければならない妊婦さんのために、心を安静に保つように考えられた精神統一の呼吸法」なんです。医者や看護婦がほとんどつきっきりで妊婦さんを見守っている現在の日本の分娩とは、状況がちがうのです。つまり、ライマーズ法が唯一無二の出産法というわけではないということ。それをむやみに信じこんだり、ファッションのように採りいれたりするのはどんなものでしょうか。

 それから、妊婦さんの周囲には、たいてい一人や二人の“おなか評論家”がいるものです。そして、「ヘンなおなかの形ね。大丈夫?」とか「大きすぎるみたいだけど、双児じゃない?」などとしたり顔で解説するものだから、妊婦さんはまたまた悩んでしまいます。

 情報が多いのは結構ですが、それをきちんと整理して受け止めないと、情報に振り回されて、自分を見失ってしまうことになります。

 薬はどう飲むべきか。

 腹帯はしなければならないか。

 マタニティビクスやマタニティスイミングをしないと運動不足になるか・・・などなど。

 迷ったときには、かかりつけの医者に聞くのが一番の早道。どうぞ何でも相談してください。

 ところで、超音波測定装置(CT)は、産科学の進歩のすばらしい成果のひとつ。最近では、ほとんどの医院が備えています。7〜8週を過ぎると胎児は映像にうつし出され、医者は妊婦さんと一緒にそれを見ながら診断し、成長を見守ります。私のところでは、初めて(CT)撮影をしたときの胎児の映像を記念写真にしてプレゼントしています。なかには、定期検診のときに毎月撮影して、赤ちゃんの成長過程を胎内にいるときからアルバムに残しているお母さんもいます。これは、安心感はもとより、もっともっと大きな感動を得られるようですよ。

 どんな医者を選ぶかは自由ですが、専門医がいるなら個人病院で十分だとおもいますよ。妊婦さんと同じ地域に何年もいて、朝夕顔を合わせるような地つきの開業医は、ホームドクターみたいなもの。気持が通じやすいので、信頼関係が結びやすいのです。医者と妊婦さんの間では、俗にいう”ウマが合う”ということがとても大切です。相性のいい医者を見つけたら最後までお世話になりましょう。

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