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産婦人科医は、妊娠、分娩の健康管理者です

東京船員保険病院

高橋 諄

BeMam vol.2

 妊娠から出産までは「十月十日」といわれます。これは短いようで長く、長いようでアッという間にすぎていきます。出産という女の人生の一大イベントを成功させるには、この時期をいかに上手に乗り切るかがポイント。そのために私は、5つのアドバイスをプレゼントしましょう。

 第一は、「健康であれ」ということ。妻として、母として、主婦として円満な家庭を築くために、健康はもっとも大切なものなのです。

 第二は、「妊娠・出産に必要とされるのは夫婦愛」ということ。やがて生まれてくる子どもは、あなたが選んだ最愛の夫との愛の結晶です。夫の愛を信じ、尊敬しつつ、自信をもって出産にのぞんでください。

 そこで、次はご主人へのお願いです。身ごもった女性にとっては、夫のやさしい言葉気使いが「よし、がんばろう」の気力を生むもとになります。心細く、情緒が不安定になりがちなこの時期の妻を支えるのは夫の役目。共働きの場合は、ますます夫の協力が必要です。時間の許すかぎり妻と一緒にすごしてあげてください。家を離れるときは、連絡場所をはっきりしておくことは常識です。

 第三は、「最初に診察を受けた医師を信頼し、分娩までお世話になる」ということ。現代の産科医学は、周産期管理については世界的レベルに達しています。だから、妊娠初期から担当医師のもとで検診・指導を受けていれば、異常の早期発見はきわめてしやすいのです。しかし、妊娠・出産はいつ異常事態がおこるかわかりません。医師が途中で何人も変わっている場合には、異常にいたるまでの経過がわからず、そのために緊急事態に対処しきれない場合もでてくることがあります。

 おなじような意味で、里帰り分娩もできるだけ避けたほうが賢明です。医者の立場からいえば、異常分娩が予想される場合に、事情を説明し、納得してもらい、治療への同意をもらうのはご主人ですから、分娩はなるべく夫のそばで行うのが理想というわけです。

 第4は「精神的にリラックスする」ということ。イライラやストレスは食欲不振や睡眠不足をおこし、ひいては、全身症状となって胎盤の血行障害をひきおこしたりします。ストレスは内分泌学的にも血行学的にも妊婦さんの大敵。家族間の人間関係をよくし、家族全員が新しい生命の誕生を心から喜んで待つような環境をつくってください。

 第5は、「過度のアルコール、コーヒー、タバコは厳禁」ということ。アルコールは胎児性アルコール症候群をはじめ多くの悪性疾患の原因をつくります。コーヒーはカフェインが胎児に悪影響を及ぼし、タバコは、胎盤の血液の血行を損なうことが証明されています。どうしてもやめられない人は量を減らしてください。また、たべすぎもさまざまの疾病の引き金になります。1週間に500g以上体重が増えたら妊娠中毒症の前ぶれと思ってもいいくらいです。ヘルスメーターの針にご注意ください。

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