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医師は妊娠期間のアドバイザー/いつも気軽に相談を

東京専売病院産婦人科

清田明憲

BeMam vol.7

 妊娠中のアドバイスとして、3つ、お話ししましょう。

 まず第一には、医師との信頼関係ができることが大切です。妊娠以外の病気の場合は、とかく医師と患者さんの間柄が「指示を出す、従う」というふうになりがちですが、妊娠は病気じゃないのでもっとフレンドリーでいいと思うんです。僕なんかよく、患者さんに「医師というより『妊娠のことをよく知っているアドバイザー』くらいに思っていただいて些細な疑問や不安もどんどん言っていただきたい」と言っております。患者さんに自分の体のことや、日々の過ごし方を話してもらえれば、こちらもより詳しいアドバイスができるでしょう。それが、いいお産に繁がるんです。とは言っても、外来時、特に大きな病院などでは時間も限られていて、ゆっくり話してもいられないという状況もありますよね。そこで、母親学級を大いに利用してください。これが、第二のアドバイスです。

 例えばうちでは、母親学級は、割合と少人数で行ってますし、時間もたっぷり、一回二時間半ほどとっています。ここでは僕ら医師もできるだけ出席し、妊婦さんひとりひとりゆっくり接するようにしています。

 ・・・最も、最近は仕事をお持ちで、出席できないという方もいらっしゃいますが、別の機会にビデオでという方法もとっていますし・・・・そういう場合も遠慮なく行ってほしいですね。

 そして、第三のアドバイスは、そうした機会に得た情報をもとに、心掛けよく生活してほしいということです。何度も言いますが、妊娠は病気ではないのですから、生活はごく健康的に。特に、妊娠中毒症や難産などを招きやすい太りすぎには、要注意です。食事面ではカロリーを取りすぎることのないように。昔は「こどもの分まで食べなさい」なんてよく言いましたが、最近は食事情が豊かになっているのですから。むしろカロリーを制限するくらいに考えたほうがいいのです。外食やインスタント食品を利用される方も多いようですが、これもまた、カロリーが高い割りに栄養のバランスが悪いので、注意してくださいね。

 それから妊娠中期をすぎたら、できるだけ体を動かしましょう。少なくとも一日に20〜30分は歩くといいと思います。じっとしていて、ただ食べていてはダメですよ。

 うちでは、体重増加の目安として「1か月間、1キロ以上太らないように」と指導しています。毎月、だいたい1キロずつ増えたとして、臨月に10キロオーバーまで、ここまでが合格ライン。頑張ってくださいね。

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