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「もう生まれるよ」と赤ちゃんが知らせてくれます

丸山記念総合病院産科

丸山正義

BeMam vol.14

 お産は、病気ではなく、自然現象ですから、神経質になりすぎることはありませんが、妊娠中でも、分娩中でも突然に何かが起こる可能性は強いものです。妊娠中毒症なども、少なくなったとはいえまだありますから、医師の注意は守ってほしいものです。それに、ご自分の既往症なども知っておいてほしいですね。

 先日、私のところに担ぎ込まれてきた妊婦さんがいらしたのですが、糖尿病の昏睡が突然来て、びっくりさせられました。糖が出ていなかったそうですが、以前に糖尿病を経験したとのことでした。初めから、妊婦さんがそういっていれば、担ぎ込まれるようなことにはならなかったと思います。

 どんなささいな既往症でも、一応は医師に告げた方がいいでしょう。

 お産は自然現象ですから、「もう生まれてもいいよ」という情報を、赤ちゃんがお母さんに伝えて陣痛が始まる。鍵を握るのは赤ちゃんです。

 陣痛は、初産の妊婦さんで180〜200回くらいといいます。ですから、おなかが痛くなってからの入院でいいのですが、経産婦さんの場合は、この限りではありませんから、腰が張ってきたら入院をした方がいいでしょう。

 経産婦さんは、お産になれているという心の緩みがあるからでしょうか、比較的、突然に何かが起こるということがあります。初産の時と同じようにはいかないでしょうが、妊娠期間中は、それ相応の注意をしてほしいと思います。

 妊娠が安定する中期以降に、精神的緊張感をとりのぞき、安らぎを得るための手段として、たとえば、マタニティスイミング、水の中を歩くだけでもいい、マタニティのエアロビクス、音楽を聴いて、手足を動かしているだけでもいい。私はお薦めしますね。ただ、過度のスポーツ、肉体的に疲労するまでするのは良くないですね。

 緊張感を除く、これは大変必要なことです。お母さんがびっくりしたり、びくびくしていると、お母さんからさい帯を通って赤ちゃんに行く血流量が、微妙に違ってくるのです。

 たばこの場合も同じです。たばこを吸うと、血管が収縮し、血流量が少なくなり、それで低体重児になります。妊娠中はゆったりしていよう、という意味が分かったでしょうか。

 さて、赤ちゃんが生まれて、少しの間は昼、夜の区別なく赤ちゃんの世話に追われます。ご主人の協力も必要ですが、あまりまじめに、あるいは神経質に育児をするとマタニティブルーに陥りやすいようです。

 つぎは母乳です。とくに初乳は薬だと思って赤ちゃんにあげてください。3か月くらいからはミルクでもかまいません。4か月になったら、断乳をした方がいいと思います。特に高齢で生んだ方は、そのまま更年期になる可能性もありますから早めの断乳をおすすめします。

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