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スタッフと妊婦とふれあい出産

医療法人社団ケイアイ会黒牧医院

黒牧武夫 先生

BeMam vol.000

私の医院では土地柄(浜松市)か、外国人労働者が多く、また日本の男性が海外からお嫁さんをもらう国際カップルも増えているため、外国人の妊婦さんも多くいらっしゃいます。今のところそうした状況においてもあまりトラブルはなく、社会構造の変化を感じながら日々診療をしています。

それというのも、世界各国、女性にとってのお産というものは共通ですから、お母さんが頑張り、我々スタッフが介助し、無事「おめでとう」ということになるわけです。時として自然分娩から異常分娩になったりするケースで、多少言葉の障害を感じますが、それは今後の課題とし、この場では私どもで大切にしている「お母さんとのふれあい」の話をしましょう。 

まず、出産というのはお母さんが主体であるわけですから、そのお母さんが、いかにリラックスして安心して出産に臨めるかが大切なポイントになります。 

それを「出産の時だけ顔を合わせる」なんていうことですと緊張してしまいますから、普段からできるだけ仲良くしておいた方がいい。それに男社会と違い、お母さん方にはそれなりのライフスタイル、生活というものがありますから、何でも遠慮なくおしゃべりで

きるような場を設けてあげる。より女性の立場、相手の視点でものを見てあげるようなふれあいの場を設けてあげることが、お母さんたちにとっての「よりリラックスして出産へ臨める。よりいいお産に近づけるためのポイントになる」と思うんです。

当医院に限らず、こうした工夫はみなさんいろいろ苦心されていらっしゃると思うんですが、当院では毎月第三水曜日に寺子屋式にマタニティースクールを開いています。マタニティースクールというと少々大げさですが、そこでは勉強もしますが、ビデオを見たり、栄養士さんに参加していただいて講座を持ったり、助産婦さんにも講義してもらっています。ところがまあ、1時間のうちの半分はただのおしゃべりに費やしてしまっているようです。が、これが案外いい雰囲気のコミュニケーション作りになってるようです。 

そうそう、私もケーキを買って来てみんなで食べながらお茶の会というか、お遊びの会みたいのをやっているんですが、それが割合評判良くって。そのような日ごろのやりとり、ふれあいが女性(妊婦さん)にとっては大変安心する材料になるんですね。

それから、これはまた違ったふれあいの話になりますが、以前、私のところで出産したブラジル人が、本国に帰られてからも家族の写真とかを送って来てくださるんです。それには私どもも、「良かったなー」とつくづく思いますし、ちょっとした国際親善に貢献できた、と思ったりもします。

やっぱり本人にとっては外国へ来ての出産、私どもが一緒になって「頑張りましょうね」って言ってあげたことが心に残るんでしょう。そうした外国の方は毎月の勉強会に出席することはあまりないのですが、それでもお産というものが本能的なことで、万国共通、お母さんが頑張ってこそできるということから、介助する側の誠意はおのずと伝わり、「おぎゃー」という赤ちゃんの産声と共に喜びを共に味わえるというのも産科医の醍醐味ですね。 

また当院ではアンケートなどをとる目安箱を置いていますが、これにもいろいろな意見が寄せられ、私たちがよりお母さんの立場でものを考えるのに役立っていますから、今後もこうした理解し合って行くための姿勢はとても大切だと思っております。

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