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主治医の先生と信頼関係を築くことが大切です

船橋医療センター産科

清川 尚

BeMam vol.7

 船橋市立医療センターは、昭和58年千葉県では唯一の高度医療二次救急病院として設立されました。

 高度医療二次救急とは、聞き慣れない言葉でしょうが、例えば、妊婦さんがいつもの健診を医院でみてもらっているとしますね。妊娠中に、あるいは分娩中に母体、胎児に異状が起きた。その治療とか手術には、それ相応の設備が必要になる。その時が私たちの出番なのです。

 もしもの時は、ハイテク設備を備えたドクターが出勤、主治医の先生がドクターカーに乗り込み、私たちと連絡を取りながら医療センターに妊婦さんを運んできます。

 私たちは、そこで初めて妊婦さんと会うわけです。こんな時の妊婦さんは、だいたいがパニック状態です。その中でインフォームドコンセントをとります。が、ここはオープン制度といって、主治医の先生が常に診察をできることになっていますので、それも割合とうまくいっています。

 妊娠中であれば、妊婦さんの症状が落ち着いた時点で、元の医院での健診に帰るように言います。分娩中であれば、医療センターで分娩、加療の後、退院ということになります。ですから、正常に妊娠期間を過ごし、正常に分娩がされれば、私たちとお目にかかることはないわけです。

 ではなぜこんなことを言うかといえば、現代では、お産で母親が亡くなるというようなことはぐんと減りました。定期健診も超音波で診断するなど進歩をして、ハイリスクをある程度は予知することもできます。しかし、妊娠中に突然症状が現れることもあり、依然としてハイリスク出産がまったくなくなったわけではないのです。なかでも怖いのが妊娠中毒症です。現代はグルメ時代とかで、栄養過多になりやすい環境にあります。

 主治医から

 「食べ過ぎるな」「10キロ、あるいは12キロ以上ふとってはいけない」

といわれた経験を持っている妊婦さんもおられるでしょう。妊娠中毒にならないための最低限の心配りです。妊婦さんは案外と自分の体に無関心なことが多いものです。

 正常な妊娠期間を過ごし、正常な出産を考えるなら、主治医としっかりとした信頼関係を築いて、分娩に臨んでほしいと思います。

 もしハイリスクであっても、しっかりとした信頼関係が築かれていればそれを無事に乗り越えることができるでしょうし、二人目の赤ちゃんの時は、同じハイリスクを負う事はないものです。

 つぎにハイリスクではなくとも、妊娠中に、もし風邪をひいたとか下痢をしたという時は、内科ではなく、まず産婦人科の医院を訪ねてください。そして、医師を信頼して、治療のために出された薬があれば、それを処方通りにのんでください。飲まないばかりに、かえって悪くなるという例も案外と多いものです。

 これは、妊娠中以外にもいえる事です。おなかが痛い、腰が痛い時にもう少し産婦人科のドアをたたいてほしいものです。

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