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よりよいお産のために

絹谷産婦人科医院

絹谷一雄 先生

BeMam vol.000

 今の妊婦さんにとって、いわゆるマタニティーの情報は氾濫しています。その中で、妊婦さんの考え、要望も多様化し、医師側もそれに応じられることもあれば、これはちょっとと首をかしげたくなることもあります。そのような社会状況の中で私が思うことは、みんなで、「いいお産」とはどんなお産かを考えてみようということです。

 みんなでというのは、お産を経験された方、これからお産される妊婦さん、助産するお医者さん、助産婦さん、看護婦さんなど、お産にかかわるみんなということで、一同に集まってそれぞれが考えを述べ、忌憚なく話し合ったら、「良いお産像」が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

 私たちが行ったアンケート調査でも妊婦さんたちは自然分娩を望んでおられる方が多く、私たちもそれが望ましいお産と思っています。

 ただ順調に進行していると思われるお産でも10分後にはそうでなくなっていることもあり、よく経過を観ながらお産に対処することが大切です。

「産むのは私ですよ!」と妊婦さん。

「産むのはあなたですよ!」と医師。

 それぞれがあんまりそれを強調し過ぎると、「産むのは私ですよ。いらんことしてくれるな」とか「それでは勝手にしなさい」ということにもなりかねませんし、そうかといって産ませてもらう、一切おまかせする、とすべてをゆだねるのも感心しません。

 今の時代、こういった弊害がお産の場にも少しずつ出てきているのではないかと心配しております。

 帝王切開にしろ、会陰切開にしろ切開しなければならない状況が必ずあると思いますが、受ける側への説明、受ける側の理解、同意が欠けていればすぐ「切られた」ということにもなります。

 インフォームド・コンセントが大切で、お互いの納得、信頼が「いいお産」のかぎとなるのではないでしょうか。そのようなことも含め、「こんなお産をしたい」とみんなでよく考えてみたいものです。

 出産の医療化と人間化ということが云われておりますが、その調和がうまく行けば「いい出産」ができると思います。

 妊娠というのは、初めに診察を受けてから大体10か月ぐらいの期間があるわけですから、その間医師をはじめ、助産婦さん、看護婦さんなどと接する機会もそれだけ長くあり、その間に妊婦さんが主体性をもっていい関係を育て、信頼感を築いて行くことが大事なことではないでしょうか。

 過剰な介入ということに対しては、必ず対置するものとして自然の尊重ということがありますし、また管理ということに対しては自由という考えがあり、管理を嫌う人もありますが、やはり今の社会、お産においても肝心なのは時代の背景をもとにしたニーズを取り入れながらも本質を見失うことなく、自然と管理の調和が求められているような気がしてなりません。

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