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分娩は胎児と共にリラクゼーション

赤心堂病院

市川 尚

BeMam vol.13

 私からのアドバイスは、2つの視点から見た呼吸法のお話です。

 最近、さまざまな本や雑誌で、いろいろな分娩の仕方や方法が話題にされていますが、その多くが形式的な方法が優先されているせいか、女性にとっては自分もそれに合わせてやらなければということになるようです。

 ですが、これからよりよい出産を迎えるためには、そうした情報の中に流れている基本の大切な心構えを忘れないでください。

 その1つは、いかに自分をリラックスさせるかというリラクゼーション。

 そしてもう1つは、よくいわれている呼吸法の基本に流れているものは何だろうかということです。

 1つめは確かにリラックスに自分を過ごすための手助けでしょうし、またそこから得るリズムも必要です。

 2つめの呼吸法の基本に流れているものとは、つまり、逆に赤ちゃん自身の、胎児側から見た呼吸法の意義も知っておいて欲しい、ということです。

 というのは、赤ちゃん自身は生まれて第一声の「おぎゃー」で肺呼吸を始めるわけですが、それまでは当然お母さんのおなかの中で、お母さんからの血液中の酸素の供給で生きています。かといって、普段から血液中の酸素の濃度を気にしながら呼吸しているお母さんはいませんが、分娩中はその呼吸がいろいろな意味で乱れることが多くなります。

 そして、乱れた呼吸に伴うお母さんの血中酸素濃度を考えた場合、非常に微妙な減り方なのですが、そういう時ほど血中酸素濃度は減っていきます。分娩中にそれが繰り返されるうちに、少しずつ酸素が欠乏していく形になりますから、そうした状態が赤ちゃんにとっていいとはいえません。

 ですから、自分自身のしっかりしたリズムをつかみ、乱れがちな呼吸を整えることが大切になるのですが、ついつい自分自身がいかに楽に分娩にいどめ、いかにリラックスできるかの呼吸法になってしまう。そのためには夫の協力もプラスになるかもしれませんが、とかくそれらが自分の過ごし方だけの意義になりやすいのです。

 もうひとつの、赤ちゃんのための過ごし方というのも分娩に先駆け、そして分娩中を通して、常にお母さんの頭の中に入れておいて欲しいのです。

 赤ちゃんは分娩中、繰り返しておしよせる子宮収縮の中、狭い産道に頭の形を変えながら、周りからギュッとかかってくる圧力の中、出ようとする。その時ほど赤ちゃんにとっても新陳代謝が激しくなるわけですから、酸素が必要となります。また、お母さん自身も、より酸素が必要となります。

 そうしたリズムを、本当に赤ちゃんが生まれる最後の瞬間まで、「おぎゃー」と泣くその時まで、赤ちゃんを元気にしてあげる呼吸法として、赤ちゃんといっしょに有効に働くリラクゼーションのための呼吸法として、是非考えてみてください。

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