ホームはじめての妊娠産婦人科のこと赤ちゃんのこと先輩ママのお話は…妊婦と美容/●サイトマップ

●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●●
●●
●●●
●●
●●
●●
●●
●●









ここで紹介するのは、気になる検査項目の実施状況を調べた時の項目です  < 調査2001.7>

B型肝炎

C型肝炎

梅毒

 ●貧血

血液型

HIV

クラミジア

   ●風疹抗体価

ATL

サイトメガロウイルス

トキソプラズマ 

  


B型肝炎 

 肝炎の原因となるウィルスの一つで、母体がこのウィルスを持っていると、赤ちゃんに感染を起こす可能性が高いものです。生まれながらにウィルスを持っている状態を「キャリア」と言います。キャリアが全員肝炎を発症するわけではありませんが、将来、何らかの原因で肝炎から肝硬変、肝癌へと進んでしまうケースがあります。ウィルスキャリアの人が出産した場合、赤ちゃんには免疫グロブリンとHBワクチンの投与が行なわれます。

  

C型肝炎 

 B型肝炎と同様、肝炎の原因ウィルスです。このウィルスのことが解明されてきたのは1989年以降のことで、やはり母子感染を起こすということが最近になって分かってきました。肝硬変、肝癌へと進む率はB型よりも高く、日本では現在患者数が増加しています。B型肝炎ウィルスのような母子感染対策はまだ確立されていませんが、必ず感染するというわけではなく、また授乳で感染することはないと考えられています。

  

梅毒 

 以前は性病の代表でしたが、抗生物質の出現で激減しました。妊娠中に胎盤を介して胎児に感染する先天性梅毒は、流早産・子宮内胎児発育不全・子宮内胎児死亡などの原因にもなります。
 出生後は、皮膚・骨・歯・中枢神経系の異常などをきたすことがあります。胎盤が形成される妊娠早期に母体への抗生物質を投与することにより、母子感染を予防することが出来ます。ですから妊娠早期の検査が重要となるわけです。

  

貧血 

 妊娠すると、鉄欠乏性貧血を起こし易くなります。循環血液量は増えるのですが、赤血球の産生が追いつかず、血色素(ヘモグロビン)量が低下するのです。もともと女性は生理があるため男性よりもヘモグロビン量が少ないのですが、最近は偏食や不規則な食生活などで妊娠前から貧血になっている人も多く見受けられます。貧血のせいで胎児の発育が悪くなったり、生後も未熟児・虚弱児になったりする場合があります。母体の抵抗力も落ちてしまいます。食事に気を付けることも大事ですが、それでも補えない場合には鉄剤を投与します。

  

血液型 

 ABO式とRh式を調べます。これは、血液型不適合妊娠という問題があるためで、Rh式の不適合が問題となる場合が多いです。母体がRhマイナスで胎児がRhプラスの場合を血液型不適合と言い、母がRhマイナスで父がRhプラスの時に胎児がRhプラスとなるのです。第一子の場合は、普通、母体がRh抗体を持たないので問題は起りません。
 ところが、出産時に胎児の血液が母体の血中へ入ることにより、母体にRh抗体ができます。これは、流産や妊娠中絶でも同様です。この抗体が次の妊娠で胎盤を通って胎児の体内へ入ることにより、胎児の血球が破壊され、貧血になります。重症の場合、子宮内胎児死亡の可能性があります。
 新生児の場合は、血球が壊れて出来たビリルビンで黄疸となり、ひどい場合は脳性小児麻痺を起こすこともあります。第一子分娩後72時間以内に母体に免疫グロブリンを注射すれば、次の赤ちゃんの血液不適合によるトラブルを予防できます。
 万が一胎児や新生児に異常が出た場合は、胎内治療や出生後の交換輸血などの処置を取る場合があります。

  

HIV 

 免疫不全を起こし、命にかかわる重大な感染症です。幸い日本では今のところHIV陽性の妊婦は極めて少ないと報告されていますが、母体がこのウィルスを持っている場合、妊娠分娩中に高い確率で赤ちゃんに感染することが知られており、予防や治療法も完全には確立されていません。

  

クラミジア 

 性感染症の一種で、最近、若い女性に増加しています。クラミジアという微生物が子宮の入り口からお腹の中に広がると、炎症が起り、放置すれば不妊の原因となります。また、産道感染により赤ちゃんが結膜炎や肺炎を起こす原因にもなりますが、抗生剤で治療可能です。

  

風疹抗体価 

 妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんにいろいろな異常が起ることが知られています。先天性風疹症候群と言い、心臓奇形、難聴、白内障などが発生することがあります。以前に風疹にかかったことがあったり、ワクチンを摂取されたりして抗体が出来ている人は心配ありません。ほとんどの人は抗体を持っています。

  

ATL 

 人のリンパ球に感染するウィルスの一種で、白血病を引き起こすものですが、発症率は千人から二千人に一人と言われています。このウィルス感染者は西日本(九州・沖縄地区)に多く、主に母乳を介して赤ちゃんに感染することが知られています。胎内産道感染もあるので、人工栄養にしたとしても、感染率はゼロではありません。母乳には人工乳には無い優れた点があります。授乳法の選択を慎重にすることが重要です。

  

サイトメガロウイルス 

 赤ちゃんに重篤な感染症を起こすウィルスの一種です。低出生体重児、小頭症、脳内石灰化、難聴、白内障などが報告されています。日本ではほとんどの妊婦が抗体保有者と言われていましたが、近年低下してきています。治療・予防にはガンシクロビルという薬が使われますが、確立されたものではありません。

  

トキソプラズマ 

 ペットの糞や生肉摂取で感染を起こし、母体が感染すると、胎児に小頭症、水頭症、脳内石灰化などを起こすことがあります。流早産の原因にもなりますが、感染者は極めて少ないとされています。


記/医師 吉野一枝

UP

Topページからご覧下さい

Copyright2003 Cion corporation AllRight Reserved
       上に  閉じる