|
|
●新しくお母さんになる方に
|
|
|
ドクターからのアドバイス
あらかじめ調べておきたい気になるポイントのアドバイスです
INDEX
|
|
|
交通の便
|
|
|
|
|
|
出産では多くの方が自宅近くを選んでいることでしょう。といっても交通事情は地域によって差があります。自家用車主体の地域では、自分で車を運転して健診を受けにいく人もいるようですが、これは危険です(万一運転する時は必ずシートベルトを)。
まず交通の便の良い病院であることが第一条件で、理想としては夫の運転、タクシーでの通院ですが、電車を利用する方も多いと思われます。ただ、通い易い駅前クリニックでも、分娩入院の際に車の乗り入れが難しい場合もあります。駐車場の有無や交通渋滞も考慮にいれなければなりません。また、分娩入院の際、よほど陣痛をぎりぎりまでガマンするとか、自覚症状のないまま急激に状態が進んでしまうケースでないかぎり、ちゃんとしたタイミングで連絡をすれば電車での来院も問題ありません。
|
|
|
産院の設備
|
|
|
|
|
|
胎児の様子を診る際に使用される超音波。最近では4D(リアルタイム3D)というものもあります。これは動きが立体的でかわいらしく見えるというメリットはありますが、今までの超音波より胎児の異常がより発見しやすいというわけではありません。これはきれいな画像を出すのに時間もかかるので、一般の妊婦健診で全員に使用するのではなく、サービス的な位置付けであるのが現実です。
院内(室内)は無機質でなく、優しい雰囲気が好まれます。例えば壁の色が優しく、テーブルやキャビネット等が木製であるなど、ぬくもりを感じられる様に配慮がなされているのは大病院より小さい病院の方が多いでしょう。これは、お産する場所は医療現場だという考え方がある反面、正常なお産であるならば妊婦は病人ではないという考え方があるからです。
母子のための設備の理想は、麻酔科の併設ですが、これは個人病院などでは難しいのが現状です。ポイントとなるのは、難しい危険なお産をいかに的確に判断して、大病院へ早急に搬送出来るかということです。他の科との速やかな連携の実現も理想のひとつとしてあげられます。
|
|
|
お産の費用
|
|
|
|
|
|
お産にかかる費用は(入院〜分娩〜退院まで)、30万円〜60万円が平均です。これには産前産後にかかる費用は含まれません。産科は基本的に自由診療なので、健診にかかる費用には違いがありますが、大きな差はさほどありません。昔と違って今は少子化時代であるため、お産は各家庭にとって、大きなイベントとしての様相を呈してきています。満足感が得られるお産であれば、多少費用がかかってもいいという考え方も広まってきているようです。
|
|
|
妊婦検診(健診)
|
|
|
|
|
|
健診に関しては、やることが決まっているので病院によって大きな差はありませんが、内診や消毒の頻度などの違いはあります。早産を防ぐため、内診のタイミングをきちんと決めている病院もあります。頻繁に内診されることに抵抗がある人も多いかと思われますが、頚管がいつの間にか開いてしまっているケースもあるので、むしろ内診は多めぐらいの方が安心でしょう。また、健診の際に、医師がどれだけ説明してくれるかというのもポイントです。今は必ず超音波をあてますが、その時にどこがどう見えているのかを教えてくれるとか、胎児が動いているところを見せてくれるなどの気配りは欲しいものです。あとは疑問をどれだけ解決してくれるかも重要です。ちょっとした質問にも親身になって対応してくれるところがいいでしょう。また、医師には聞きにくいけれど助産師さんになら聞き易いという場合、助産師外来のある病院もあります。
医師によって内診から検知できることの差は、よほど医師になりたてでない限りほとんどありませんが、誰が見ても同じのようで意外と差が出るのは超音波です。
|
|
|
母親教室
|
|
|
|
|
|
現代の若い女性は、ダイエットによる栄養失調や喫煙が多くみられます。本来ならば妊娠前に解決しておかなければならないこれらの問題を、母親教室での栄養指導、生活指導の中で学ぶところも多いようです。特に喫煙の弊害についてはより詳しく説明してくれる病院がいいでしょう。また母親教室では、分娩時にパニックにならないように、お産のイメージ作りを指導している病院もあります。お産に対する冷静さはどれだけ知識を得ているかで決まるといいますから、このような指導は必要でしょう。その他、入院生活の説明も含まれます。産後では、沐浴指導、授乳指導、調乳指導、おむつ指導、ノイローゼ防止のためのアドバイスなどがあります。
お産についての父親の理解も必要です。妊婦がどれくらい大変かということはもちろん、妊婦にとって良くないことや妊婦への接し方などを知るためにも、父親の指導にも力を入れている病院を選びたいものです。最近では父親教室を開いている病院も増えているようですし、父子手帳を作っている自治体もあります。
|
|
|
産院での食事
|
|
|
|
|
|
大きな病院は様々な入院患者がいるため、治療食の幅が広いのが特徴です。また栄養士によりきちんと管理されているかどうかも、病院の規模によって違いがあります。小さい病院では一人一人に合った食事を作ることは難しいようです。
またお産はひとつの大きなイベントであるという考え方から、退院時に豪華なフルコースのメニューを出す病院も最近では珍しくありません。ひと昔前までの病院の食事は、とても味気ないイメージがあり、食欲がわかないといった声が多かったことを考えると、食事に重きを置くことも大切でしょう。核家族世帯が多い現代ですから、退院してからでは赤ちゃんがいるために、ゆっくりと外食を楽しむ機会も持てないという方にいいかもしれません。
|
|
|
母乳指導・ケア
|
|
|
|
|
|
一般的には母乳とミルクを併用しているところが多いようですが、母乳のみにこだわっている病院もあります。ミルクと母乳ではたんぱく質の種類が異なります。改良されたミルクもだいぶ出てきているようですが、まだ成熟していない乳児の腸にミルクでは負担がかかります。しかし、アトピー性皮膚炎用のミルクの開発はかなり進んでいるようです。母乳には母乳の問題もあり、それは母親の母乳に対する知識と理解に関わってきます。たとえば、煙草をすっている人が授乳すれば、それは乳児が煙草を吸っているのと同じことで、授乳期に母親が何を食べているかということも当然重要です。ミルクが母乳に取って変わるだけの良いものであるならば、それは全面的にミルクにした方がプロポーション維持のためにもいいわけですが、そうでないことが明白である以上、母乳の重要性についてはしっかりと指導してもらえる環境がベストだといえます。
助産師さんが時期をみて指導するとか、母親教室での指導が一般的です。またマッサージや鍼を使うところもあるようです。
カンガルーケアを推奨している病院も最近では増えてきました。これは、生まれた直後の赤ちゃんをすぐにお母さんの胸の上へ乗せて乳首をくわえさせることをいいます。乗せられた赤ちゃんは自然に自分で乳首を探し出し、吸い始めます。これまでは、生まれてすぐの沐浴などがあるためお母さんと触れ合うまで時間がかかりました。生まれて直後の泣き声は呼吸をするという点では重要なことですが、ずっと泣き続けるのは母親から離されているからではないかという指摘もあるようです。このカンガルーケアを実践しているのは、母乳のみを推奨している病院に多いようです。
|
|
|
産褥ケア
|
|
|
|
|
|
産褥ケアで重要な位置を占めているのは、精神的ケアです。産後、精神面での不安を抱えている人のための精神的ケアは、核家族化が進む現代の育児事情を考えると、今後よりしっかりとした体制が必要となってくるでしょう。医師による、産後の精神面での不安に対するアドバイスはあまり聞かれないのが現状ですが、退院後でも新たな疑問や不安を、助産士さんや看護婦さんに気軽に相談でき、アドバイスを受けられるようなシステムの整った病院もあるようです。
|
|
|
新生児検診
|
|
|
|
|
|
病気の早期発見を期して、難聴の検査もこれからは当たり前になっていくようです。新生児の専門家がやってくれているかどうかが気になるところですが、実際は少ないようです。今までは新生児健診の多くは産科の医師によるものでした。しかし最近では週1、2回必ず、小児科の医師を呼んで新生児健診を行っているという病院が増えてきています。新生児専門の医師自体、数が少ないというのが現状ですので、そういうところまで気を配っている病院かどうかも選ぶ時のポイントとなるでしょう。
いいお産には、ある程度その病院に通って、医師や助産士やスタッフとのコミュニケーションがとれていることが大きく関係してきます。里帰り出産の難しいところは、その病院が自分に合うかどうかを短い時間で判断しなければならないところです。判断のおおまかな目安は、一度でどのくらいの情報が得られるかということ。その病院の方針やモットーが理解できるような説明があるかどうか、またそれが分かるパンフレットを準備してくれているかどうかは大事です。さらに、分からないことについて質問をしてみます。一生懸命取り組んでいる病院は、細かい質問に対してきちんとした回答をくれるはずです。
|
|
|
里帰り出産の注意点
|
|
|
|
|
|
里帰り出産に向けて郷里へ帰る時期は、一般的には10ヵ月目に入る頃です。その前に一度、分娩予約等のため来院が必要な病院が多いようです。また心得ておくべきなのは、切迫早産で移動できなくなってしまうなど、予定通りにいかないケースもあるということ。もし里帰り出産をするつもりであれば、そういうことがないように早め早めに診てもらうことが大事です。初めての出産ならば移動の時期はいつでもかまわないのですが、上にお子さんがいる場合には、当然制約も出て来ます。
|
|
|
■なにはともあれ、みなさん元気に出産に臨んでください■
|